今、とある団体の会報誌の連載の記事を書いているところ。
毎号、面白い海岸生物を紹介しているのだが、今回はドロクダムシ類について書いてみている。ちょっと専門的な内容になっちゃうけれど、それもまぁいいかと。
ただ、記事スペースの関係上、なかなか短い文章でまとまるのが難しくて、これは3回ぐらいに分けて連載しようかなと思っています。
写真はトンガリドロクダムシのオス。
トンガリドロクダムシのオスは額角の突出が大きく、第一触角の柄部の内側に独特の突起がある。
ネット上でトンガリドロクダムシとして写真が紹介されているものを見ていると、どうもこの額角の突出が小さくて、第一触角の突起も見られなくて、顔つきもなんだか違うくて、これはトンガリじゃないだろうなぁというものも見られる。(おそらくアリアケドロクダムシ)
干潟でよく見られるドロクダムシ類で、トンガリドロクダムシによく似た種としては、ウエノドロクダムシとアリアケドロクダムシがいる。
↑ウエノドロクダムシのオス。ちょっと分かりづらいが、額角の突出は大きいが、第一触角の柄部内側の突起はない。
↑アリアケドロクダムシのオス。額角の突出はあることはあるが、トンガリやウエノに比べて非常に小さい。眼と眼の間がすこしヘコんでいるような感じ。
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